八戸市議会 2011-09-27
平成23年 9月 定例会−09月27日-05号
議案第118号 八戸市
市税条例等の一部を改正する条例の制定について
議案第119号 八戸市
災害弔意金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第120号
八戸市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
議案第121号 新
処分施設本体建設工事請負の一部
変更契約の締結について
第4 請願1件
第5 閉会中の継続審査について
第6 議会案第12号
八戸市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について
第7
議員派遣について
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本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
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出席議員(36名)
1番 高山元延 君
2番 伊藤一喜 君
3番 工藤悠平 君
4番 藤川優里 君
5番 高橋一馬 君
6番 西村吉晴 君
7番 夏坂 修 君
8番 田端文明 君
9番
秋山恭寛 君
10番 冷水 保 君
11番 三浦博司 君
12番 田中 満 君
13番 小屋敷孝 君
14番 森園秀一 君
15番
島脇一男 君
16番
壬生八十博君
17番 三浦隆宏 君
18番
大島一男 君
19番 坂本眞将 君
20番 松田 勝 君
21番 下田保夫 君
22番 古舘傳之助君
23番 石橋充志 君
24番 八嶋 隆 君
25番 豊田美好 君
26番 立花敬之 君
27番 吉田淳一 君
28番 松橋 知 君
29番 前澤時廣 君
30番 伊藤圓子 君
31番
田名部和義君
32番 五戸定博 君
33番 山口広道 君
34番 大館恒夫 君
35番 坂本美洋 君
36番 吉田博司 君
────────────────────
欠席議員(なし)
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地方自治法第121条による出席者
市長 小林 眞 君
副市長
奈良岡修一君
副市長
田名部政一君
南郷区役所長 池本伸也 君
総合政策部長 大坪秀一 君
まちづくり文化観光部長 大岡長治 君
防災安全部長 白川文男 君
総務部長 早狩博規 君
財政部長 高島 司 君
商工労働部長 沼畑龍男 君
農林水産部長 工藤良弘 君
福祉部長 工藤 哲 君
市民健康部長 松浦伸一 君
環境部長
荒屋敷秀俊君
建設部長 岩藤寿通 君
都市整備部長 妻神敬悦 君
教育長 松山隆豊 君
教育部長 芝 俊光 君
交通部長 梅内昭統 君
市民病院事務局長 林 隆之介君
監査委員 大野善弘 君
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出席事務局職員
事務局長 宮崎光弥
次長兼議事課長 佐藤 卓
副参事(
議事グループリーダー)
秋山直仁
主査 和田 智
主査 細谷地幸夫
主事 毛利誠司
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午前10時01分 開議
○議長(
秋山恭寛 君)これより本日の会議を開きます。
────────────────────
各
常任委員長から委員会における審査の経過と結果について、順次報告を求めます。
総務常任委員長の報告を求めます。
壬生八十博委員長
〔16番
壬生八十博君登壇〕
◎16番(
壬生八十博 君)
総務常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第106号平成23年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る
歳出予算の主なる内容は、第2
款総務費では、
総務管理費において、
東日本大震災復興支援交付金及び
寄附金等を基金に積み立てるものであります。徴税費においては、
法人市民税等で還付の必要が生じたため
税過誤納金還付金を増額するものであります。
第11
款災害復旧費では、
東日本大震災により倒壊、破損した蕪島のフェンスの撤去及び新設に係る工事費を計上するものであります。
一方、
歳入予算の主なる内容は、
国庫支出金、
県支出金及び市債を増額するものであります。
第4条地方債の補正では、
地域総合整備資金貸付事業及び
水産業整備事業を追加するほか、
消防施設整備事業ほか6事業の起債の限度額を変更するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第112号平成23年度八戸市
学校給食特別会計補正予算の内容は、
東地区給食センター調理等業務委託料について
債務負担行為の期間及び限度額を設定するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第118号は、地方税法の一部改正に伴い、
個人市民税に係る
寄附金税額控除の規定の整備、
退職所得申告書の不提出等に関する過料の上限額の引き上げ、
市たばこ税等の不申告に関する過料の創設、その他所要の改正をするためのものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
次に、本日付託になりました議案第124号は、八戸市公会堂・
公民館音響設備改修工事の
請負契約を締結するためのものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔16番
壬生八十博君降壇〕
○議長(
秋山恭寛 君)
経済常任委員長の報告を求めます。
島脇一男委員長
〔15番
島脇一男君登壇〕
◎15番(
島脇一男 君)
経済常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第106号平成23年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る
歳出予算の主なる内容は、第2
款総務費では、
物流拠点施設建設事業を行う事業者に対する地域総合整備資金貸付金を計上するものであります。
第4款衛生費では、津波により損壊した旧食肉処理場の建物解体工事費を計上するものであります。
第5款労働費では、緊急雇用創出事業の震災対応分野の事業を追加実施するため委託料を増額するものであります。
第6款農林水産業費では、震災の被害を受けた漁業者に交付する漁船漁業復興事業補助金を計上するものであります。
第7款商工費では、高度化事業及び共同施設設置事業を行う事業者に交付する中小企業振興補助金を計上するものであります。
第11
款災害復旧費では、第一種漁港の災害復旧工事費を計上するものであります。
第3条
債務負担行為の補正では、中小企業災害復旧枠保証料補助金について
債務負担行為の期間及び限度額を設定するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第107号平成23年度八戸市
自動車運送事業会計補正予算の主なる内容は、収益的支出について、交通部営業所の統廃合に伴い旭ヶ丘営業所の構内修繕費を増額するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第110号平成23年度
地方卸売市場八戸市
魚市場特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では、災害復旧費において第一魚市場の災害復旧工事費を増額するものであります。一方、歳入では、災害復旧に係る市債及び県補助金をそれぞれ増額するものであります。
第2条地方債の補正では、魚市場災害復旧事業において限度額を変更するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔15番
島脇一男君降壇〕
○議長(
秋山恭寛 君)民生
常任委員長の報告を求めます。
豊田美好委員長
〔25番豊田美好君登壇〕
◎25番(豊田美好 君)民生常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第106号平成23年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る
歳出予算の主なる内容は、第3款民生費では、社会福祉費においては、障害者自立支援給付費等の、児童福祉費においては、
子ども手当の支給実績額の確定に伴い、返還金をそれぞれ増額するものであります。
審査の過程において委員から、市民後見推進事業委託料の内容について質疑があり、理事者から、市民後見人養成のための研修等の事業を委託するものであるとの答弁があったのであります。
第4款衛生費では、老人保健医療における過年度分の診療報酬の返還等により交付金、負担金の返還金を増額するものであります。
第9款消防費では、
東日本大震災に係る災害復旧工事及び消防車両の修理のため消防団事務委託料を増額するものであります。また、今年度から2カ年で実施する予定であった防災行政無線のデジタル方式への更新事業を単年度の災害復旧事業として行うこととしたため、工事請負費を減額するとともに、第11
款災害復旧費の工事請負費を増額し、第2条継続費の補正では、防災行政無線更新事業を取り消すものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第108号平成23年度
八戸市立市民病院事業会計補正予算の主なる内容は、収益的支出については、ベッドの更新や病理検査システム用端末の購入等により経費を増額するものであります。
資本的支出については、早急に更新を要する医療機器の購入に伴い、施設費を増額するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第109号平成23年度八戸市
国民健康保険特別会計補正予算の内容は、歳出では、特定健康診査等に係る国県の負担金及び出産育児一時金に係る国庫補助金の確定に伴い返還金を増額し、歳入では、前年度繰越金を増額するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第119号は、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正に伴い、災害弔慰金の支給対象となる遺族の範囲を拡大するためのものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔25番豊田美好君降壇〕
○議長(
秋山恭寛 君)建設
常任委員長の報告を求めます。
石橋充志委員長
〔23番石橋充志君登壇〕
◎23番(石橋充志 君)建設常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第106号平成23年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る
歳出予算の主なる内容は、第4款衛生費では、清掃費において災害廃棄物処理に伴う委託料を計上するものであります。
審査の過程において委員から、清掃船の解体に伴う
代替船の建造について質疑があり、理事者から、新たな清掃船の建造については八戸港の管理者である青森県の動向を見守ってまいりたいとの答弁があったのであります。
第8款土木費では、道路橋りょう費において除雪業務等に係る委託料を計上するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第111号平成23年度八戸市
都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算の内容は、歳出では、売市土地区画整理事業費において家屋調査業務等委託料を、一方歳入では、前年度繰越金をそれぞれ増額するものであります。
議案第113号平成23年度八戸市
都市計画下水道事業特別会計補正予算の内容は、歳出では、災害復旧費において下水道施設等災害復旧工事費を、一方、歳入では、国庫負担金をそれぞれ増額するものであります。
第2条地方債の補正では、起債の限度額を変更するものであります。
議案第114号平成23年度八戸市
農業集落排水事業特別会計補正予算の内容は、歳出では、建設費において、管路施設等工事費を、一方歳入では、前年度繰入金をそれぞれ増額するものであります。
第2条地方債の補正では、起債の限度額を変更するものであります。
審査の過程において委員から、農業集落排水への接続率について質疑があり、理事者から、平成22年度末で69.4%であるとの答弁があったのであります。
以上の各特別会計補正予算は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第120号は、八戸圏域水道企業団給水条例の一部改正に伴い、水道料金を算定根拠とする市営住宅の汚水処理費に給水管の口径別料金制度を導入するとともに、水道料金の徴収方法にかかわらず2カ月分の汚水処理費を一括して徴収することを定めるためのものであります。
議案第121号は、さきに
請負契約を締結した新処分施設本体建設工事について、設計変更により契約額を変更するためのものであります。
審査の過程において委員から、新処分施設建設地周辺の地質調査等の実施について要望があったのであります。
以上2件の議案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
次に、平成23年請願第1号八戸駅西土地区画整理事業の早期完成に向けた一層の促進を求める請願については、吉田淳一委員から、八戸駅周辺地区は北奥羽地域の玄関口としてふさわしい
まちづくりの早期整備が多くの方々から望まれていることから採択とされたいとの意見があり、本請願は全会一致で採択と決しました。
なお、本請願は、執行機関に送付し、その処理の経過と結果の報告を請求することに決定しました。
以上で報告を終わります。
〔23番石橋充志君降壇〕
○議長(
秋山恭寛 君)以上をもって各
常任委員長の報告は終わりました。
ただいまの
委員長報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
秋山恭寛 君)御質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論の通告がありますので、発言を許します。
田端文明議員の発言を許します。
田端文明議員
◆8番(田端文明 君)私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第112号平成23年度八戸市
学校給食特別会計補正予算についての反対討論を行います。
この議案は、当市において平成24年4月から東地区給食センターの調理等業務に民間委託を導入する内容であり、今議会に委託料について
債務負担行為設定を求めるものであります。我が議員団はこの議案について反対であります。
確かに
学校給食の民間委託は全国的に約25%に広がってきています。しかし、全国各地の労働局は、これまでに幾つもの自治体に対して、
学校給食調理業務の民間委託は偽装請負に当たるとして是正勧告を行っております。
さらに、この問題は教育の根幹にかかわる問題を含んでいます。調理業務に民間委託を導入すると、栄養士が調理員に直接指示することも、教育委員会が教育の一環として指導することもできなくなります。
教員、栄養士、調理員らが一緒に議論して献立をよくするという機会も失われることになります。調理員の役割が教育の部門から外され、単なる作業員になるという教育の根幹を揺るがすことになりかねません。
教育委員会は、栄養士が受託者に指示をし、受託者を通じて的確に調理業務従事者に伝わるように打ち合わせをすればよいと説明しますが、これは現場の実情を全く無視したものであります。
栄養士は単に献立表をつくればよいというのではありません。当日の天候から、野菜の切り方や細かな味つけ、適切な調理開始時刻、加熱時間について調理員に指示をします。
子どもの
学校給食は何よりも安全でなくてはなりません。そのため、野菜の洗浄や肉の加熱時間など、栄養士の指示のもとで厳格に守られなければならないものです。
調理業務の民間委託は、自治体の職員である栄養士や所長から現場の調理員に対する直接の指揮命令を不可能にし、教育委員会、行政が安全でおいしい給食の提供について責任を持てない状況をつくってしまいます。つまり、食育基本法や
学校給食法が求めている理念を実現できないことになります。
以上を述べて、議案第112号平成23年度八戸市
学校給食特別会計補正予算に対する反対討論を終わります。
○議長(
秋山恭寛 君)以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
秋山恭寛 君)これにて討論を終わります。
これより議題のうち、議案第112号を採決いたします。
本案の
委員長報告は、可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
秋山恭寛 君)御着席願います。
起立多数であります。
よって、本案は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、ただいま議決されました議案を除く議案第106号から議案第111号まで、議案第113号、議案第114号及び議案第118号から議案第121号まで並びに議案第124号の議案13件を一括して採決いたします。
以上の議案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。
よって、以上の議案は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、平成23年請願第1号を採決いたします。
本請願は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。
よって、本請願は
委員長報告のとおり決定いたしました。
なお、ただいま採択されました平成23年請願第1号は、執行機関に送付し、その処理の経過及び結果の報告を請求することにいたします。
────────────────────
△日程第5 閉会中の継続審査について
○議長(
秋山恭寛 君)日程第5閉会中の継続審査についてを議題といたします。
各
常任委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
各
常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。
よって、各
常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
────────────────────
△日程第6 議会案第12号の件
○議長(
秋山恭寛 君)日程第6議会案第12号
八戸市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
34番大館恒夫議員
〔34番大館恒夫君登壇〕
◎34番(大館恒夫 君)議会案第12号
八戸市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提出者を代表して提案理由の説明をいたします。
急速な人口減少、長引く景気の低迷の中にあって、当市においては財源の確保に工夫を凝らすとともに、事務事業の見直し、職員数の削減など
行財政改革を積極的に推進し、良質な
市民サービスの維持に努めていることは御承知のことと存じます。
こうした中、市議会の役割について市民の注目が集まっており、議会の活動状況、議員の数について関心が高まっていると感じております。
申すまでもなく、議会は民意の反映という重大な責務を負っているものでありますが、行政のチェック機関としてさまざまな市政の課題を的確に審議し、さらには執行機関とともに市政の両輪としての役割を担っていくためには、その議員数については、単に多ければよいというものではなく、適切な議員数による合議体としてその任を務め、最大の効果を上げる必要があります。
こうした中、本年6月、議長の諮問機関として設置されました議会改革検討委員会におきましても、議員定数について検討すべきとの意見が出され、議題として協議してまいりました。
検討委員会では、各会派内において議論した結果を会派の意見としてそれぞれ述べ合いましたところ、最終的に現在の議員定数から4人削減し、次の一般選挙から定数を32人とすべきとの意見が多数を占める結果になりました。
定数を32人とする理由としては、当市の人口、面積、行政形態等をかんがみれば、議案等を4つの常任委員会に付託して専門的に審査するという現在の常任委員会制を維持し、その委員数については各委員会とも8人とするのが望ましいというものであります。
議員定数の削減により議会の機能を低下させることのないよう、議員もこれまで以上にその職務を自覚し、職責を全うすることが求められますが、議会が市民の信頼を得て、二元代表制の一翼としてその能力を発揮するためには、適切な議員数とすべきであると考え、本案を提案するものであります。
以上で提案理由の説明を終わります。
〔34番大館恒夫君降壇〕
────────────────────
(案文は資料欄に掲載)
○議長(
秋山恭寛 君)お諮りいたします。
ただいま議題となっております議会案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。
よって、委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
秋山恭寛 君)御質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
松田勝議員の発言を許します。
松田勝議員
◆20番(松田勝 君)私は、
日本共産党議員団を代表して、今議会に提案されている議会案第12号
八戸市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について反対討論を行います。
大震災から半年が過ぎましたが、被災された皆さんの懸命の努力によって復興への
取り組みが行われています。しかし、多くの被災者は生活となりわいの先行きに不安を抱えています。今後、復興に向けて政治がどのような打開策を示していくのか、議会と議員がどんな姿勢で臨もうとしているのか、そのあり方が鋭く問われています。
私たちは被災者の苦しみ、痛みに心を寄せて、市民の声が届く議会を目指し、議会改革を進めていかなければなりません。
今回提案されている議員定数の削減は、市民の声を議会に反映させる道を狭めることになります。議員数は、市民の中にある多様な意見や要望を議会に反映させていくためには、どれくらいの規模が妥当なのかなどの物差しで決めるべきであります。
今回の提案に当たって、つくられた議会改革検討委員会の議論もまだ始まったばかりであり、定数削減についての議論は、他の議会の動向や経費削減のためとは言われておりますが、深い論議にはほど遠い状況になっています。
もし経費削減と言うのであれば、議員報酬や政務調査費の削減、費用弁償や海外視察の廃止など議員みずからの身を削ることを真っ先に行うべきであります。そのほうが直ちに財政上の効力を発します。
議員定数削減について論ずる場合、経費削減だけの視点ではなく、議会のあり方論として正面から議論すべきと考えます。
議会のあり方全体について、どのような議会をつくっていくのか、市民に公開され、市民の声を十分に反映させる議会のあり方について、その方向性を議論するべきだと考えます。
議会改革について議会で検討していく過程で、市民の声を反映させることも必要でしょう。その中で定数についても議論すべきではないでしょうか。
今回の提案は、最も基本的な問題を議論せずに、定数削減だけを切り離して拙速に行うものであり、撤回を求めるものであります。
以上で反対討論を終わります。
○議長(
秋山恭寛 君)伊藤圓子議員の発言を許します。
伊藤圓子議員
◆30番(伊藤圓子 君)無所属の伊藤圓子として議会案第12号
八戸市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について討論をいたします。
議会案第12号に対しやむなく賛成といたしますが、意見を付します。
新政権は、これまでの国が主導する地方主権から、地方自治体が主体的に実践する地域主権へと方針を転換しました。地方の行政も議会もますます力量が問われます。
特に二元代表制の一翼を担い、行政と対峙し得る議会への変革が強く求められているところであります。
議会改革の目指すところは、徹底した情報公開による、透明性が高い、市民に開かれた議会であります。そのためにも議会が議会たる役割として重要なのは、議員同士の自由討議による合意形成であり、そのプロセスであります。
当市議会では、改革の波に押される形で議長の諮問機関として議会改革検討委員会が設置されました。この会は、会派に属する議員のみで構成され、無所属議員にはオブザーバーとしての出席も認めず、会の議論、結論も報告なしのまま議長に答申するという極めて閉鎖的な組織であり、運営であると言わざるを得ません。
これでは多様な市民ニーズに耳を傾け、議論を尽くし、プロセス、結論に対しては議員が説明責任を果たすという、いわば議会の基本姿勢を放棄したも同然との感を否めません。
余りにも唐突な議員定数からの検討で、36名から4名減の32名とした結論。定数削減に異論はございません。しかし、議論の順序立てもされないままに、いきなり定数削減から始まり、しかも議会費や常任委員会等のあり方も含め、総合的な議論が尽くされておりません。
常任委員会の担当の仕方の工夫いかんでは、さらなる削減も可能となり得ます。少なくともこの議場に議席を有する無所属の議員の意見を徴することなく議論を尽くしたとするのでは、全く強引過ぎはしませんか。
議員定数の後は視察についてのようでありますが、議会改革検討委員会の委員長には、希望する無所属議員にはオブザーバー出席を認め、参考意見を徴すること、市民の意見を徴する機会を設けることを要望いたします。
また、議長には、議会改革に当たって、限りなく議員の総意で進めることを旨とし、リーダーシップを発揮していただくよう切望いたします。
以上の意見を付し、議会案第12号をやむなく賛成とし、討論を終わります。
○議長(
秋山恭寛 君)以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
秋山恭寛 君)これにて討論を終わります。
〔28番松橋知君退席〕
○議長(
秋山恭寛 君)これより議会案第12号を採決いたします。
本議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
秋山恭寛 君)御着席願います。
起立多数であります。
よって、本議会案は原案のとおり可決されました。
〔28番松橋知君着席〕
────────────────────
△日程第7
議員派遣について
○議長(
秋山恭寛 君)日程第7
議員派遣についてを議題といたします。
お手元に配付いたしました
議員派遣一覧表のとおり
議員派遣の申し出があります。
お諮りいたします。
議員派遣一覧表のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。
よって、会議規則第164条の規定により、
議員派遣一覧表のとおり派遣することに決定いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議決されました
議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任されたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。
よって、
議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任することに決しました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
────────────────────
市長あいさつ
○議長(
秋山恭寛 君)この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。
市長
〔
市長小林眞君登壇〕
◎市長(小林眞 君)平成23年9月八戸市議会定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
先日の日本列島を縦断した台風15号は、各地で河川のはんらんを初め甚大な被害をもたらし、大きなつめ跡を残しました。
ここ八戸においても、人的被害はなかったものの、一部で床上浸水や新井田川の護岸崩落などの被害がありました。被災された方々には心からお見舞い申し上げますとともに、復旧については万全を期してまいる所存であります。
さて、議員の皆様には、去る9月6日から本日までの22日間にわたり、本議会に提案しました平成23年度八戸市
一般会計補正予算など議案19件、認定2件について、終始熱心かつ慎重に御審議を尽くされ、全議案とも原案のとおり議決を賜り、厚く御礼申し上げます。
議決いただきました各議案の執行に当たりましては万全を期してまいりますとともに、本議会において議員の皆様から寄せられました貴重な御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営において十分に配慮してまいりたいと存じます。
何とぞ今後とも御指導と御支援を賜りますようお願い申し上げ、閉会に当たってのごあいさつといたします。
〔
市長小林眞君降壇〕
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閉 会
○議長(
秋山恭寛 君)今期定例会における議員並びに理事者各位の御精励に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。
これにて平成23年9月八戸市議会定例会を閉会いたします。
午前11時14分 閉会...